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YOUR WORDS ~摂理の御言葉~

このサイトはキリスト教系新興宗教「摂理」に関わった方向けの情報系サイトです。 主に摂理の根っこである「御言葉」やそこでの文化についてあげていきます。

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加害者の責任転嫁


単純な部分を理解してもらえないまま
メンバーの読むのにきつい反論が続いています。
摂理は問題ある団体の中でも比較的穏やかなほうなので
私も悪く思うところばかりではありません。
でも火に油を注ぐような言葉は、負の感情を強くするだけです。


そこでひとつ世間の話題に絡ませて、
脱会者の心情をお伝えすることにします。




「放射能を正しく理解するために」という文化省の文書に対して
ある精神科医の方が文化省を批判しています。
原発事故の被害よりも、
それを案じたことで生じる精神的障害の方が大きく、
「正しい知識」で不安が解消するかのような内容が記されていたからです。


これに対してその方は以下のように批判しています。
〈以下抜粋〉


「福島原発の事故の責任は国にあります。
この文章は加害者である国が、被害者の口を封じ、あたかも被害の責任が
被害者側にあるかのような論述を組み立てています。
これは、レイプでも幼児虐待でも加害者側がよくやるやり方です。
このやり方を繰り返されているうちに、被害者は被害を受けたという事実が
見えなくなり、自分を責め、PTSDであることすらわからなくなってしまいます。
PTSDという疾患概念は、被害者が自分の症状と過去の出来事との関連に
気づくためのものです。
それを被害者の口封じのために利用していることに腹立ちを感じます。」




「加害者が被害者に責任を転嫁する。」
摂理はこれと同じことをしています。
傷ついた人の言うことを聞かずに隠し、嘘まで使って、
脱会者の訴えを単なる逆恨みの類であるかのように吹聴しています。



一方、「アンチ摂理」と一部メンバーが呼んでいる人の多くは、
たとえマインドコントロールが解けていないと思われても
メンバーを皆同じ加害者であるかのように扱う人には
認識を正してもらえるように努力しています。
意見が違えば同じ脱会者でも反論します。
メンバーの多くは信頼できると思った人の言葉を
ただ信じてしまっているだけだからです。
基本的にメンバーの良心を認め、
信じるところからこの批判は始まっているのです。


よく考えてください。
摂理の悪い体質のせいで傷ついたり、傷つく人の姿を見てしまい、
かつての仲間たちにそれを伝えようとしているにも関わらず、
偏見を持った人だとか、堕ちた人だとか、無知な人だとか、
悪い霊界に行って歯ぎしりをするだとか言うのが、
果たして良心ある行いなのでしょうか。
それが御言葉なのでしょうか。
神様の御心なのでしょうか。


そんな教えを御言葉と言って真に受けて伝えてしまえば
本格的な加害者の側へと歩を進めてしまうことでしょう。
それを止めようとするのが余計なおせっかいなのでしょうか。


脱会者の中には摂理に戻りたがっている人もいます。
そういう人はメンバーのことも、一緒にやる色んなイベントなども、本当に好きなのです。
けれど摂理の悪い体質を知ってしまっているせいで、
しかも摂理が同じような過ちを繰り返すせいで、
メンバーの仲間に戻ることができません。
安易に語られた批判者への言葉は、メンバーを慕う人にも向けられます。


このように、脱会者の批判は信じることから始まっているのに、
御言葉によってずっとひどい言い方をされ続けています。
人格が足りないとか、実力がないとか、肉的だったとか、無知だったとか、堕落したとか、
本当に色んなことを言われ続けています。


脱会したといっても一度信じて習慣化してしまっていますから、
理由もなく心のどこかで引っかかって悩むケースも多いのです。
こういう言動に傷つくのはおかしいことでしょうか?
自業自得による霊的な現象だと本当に思ってしまうのでしょうか。


恥ずかしながら、私の母はPTSDなどないと言ってしまう人です。
今回の震災も経済と町の復興をすれば元に戻ると信じています。
摂理人も霊的な復興で心の問題が解決すると考えているように思えます。
私にはそういう人の気持ちが分かりません。
人間の心がそんな単純にできているとは思えません。
みなさんはいかがですか?
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